絵絞庵について

「辻が花」の技が個性を彩る 繊細で柔らかな辻が花ならではの優しい着物

「絵絞庵」(えしぼりあん)は、京都・洛北の、比叡山を望む場所にある福村廣利(日本工芸会正会員)・健(日本工芸会準会員)、父子の工房です。
豊かな自然と水脈に恵まれた地で、辻が花の技術をいかした絞り染めの着物・帯・小物などの制作・販売を行っています。
下絵より染め上がりまで、全ての工程で一つ一つ丁寧な仕事を心がけ、先人の技術を活かしながら、安土桃山時代にはないより細やかな「現代の辻が花」を創っています。
ご予約制で、どなたでも工房・作品を御覧いただけます。   ご来店予約について

コンセプト

こだわりの作品を

絵絞庵では、ちょっとしたお出かけや観劇、茶席に映えるおしゃれで品のある着物から、格の高い訪問着、留袖まで幅広く制作しています。
下絵より染め上がりまで、すべての工程を工房で行い、塩瀬や紬、縮緬などの生地に、古典的な「辻が花」や様々な花、動物等を絵絞りの技で表したこだわりの作品をお届けします。

また、生地・色・模様・構成などのご要望をお聞きし、帯や付下げから、訪問着、黒留袖、振袖まで、お客様のイメージされるお品をお誂えしていただけます。

辻が花・絞り染めをもっと身近に

絵絞庵では辻が花・絞り染めをもっと身近なものにしていただけるよう、着物・帯だけでなく、辻が花・絞り染めを活かした新たな商品展開に努めます。

工房概要・アクセス

絵絞庵は京都洛北の地、比叡山を望む場所にあり、近隣には庭園の美しい蓮華寺、かんの虫封じ・狛鳩で有名な三宅八幡宮や、映画「陰陽師」にも登場した早良親王をお祀りしている崇導神社、葵祭の起点である御蔭神社、新緑・紅葉の美しい瑠璃光院、車で10分ほど行けば大原、三千院などがございます。周辺の散策がてら、ぜひ工房にお立ち寄りください。

XIV(エクシブ)京都八瀬離宮や、The Prince Kyoto Takaragaikeからも徒歩圏内ですので、京都観光の際にはお気軽にお立ち寄りください。

名称 絵絞庵
代表 福村 健
所属 日本工芸会 京都染色美術協会
創業 昭和 48年
所在地 606-0062
京都府京都市左京区上高野大橋町20
電話・FAX Tel. 050-7110-6060 (月〜土:10~17時)
Fax. 075-781-9752 
定休日 日祝日(事前連絡にて応相談)
メール メールでのお問い合わせはこちらから
絵絞庵

京都駅より
京都バス(四条烏丸・四条河原町経由)大原行き
三宅八幡停留所下車 徒歩1分

京都市営地下鉄
京都市営地下鉄烏丸線 国際会館駅下車
徒歩18分・京都バス大原行き三宅八幡停留所下車 徒歩1分

京阪出町柳駅より
叡山電鉄八瀬比叡山口方面行き 三宅八幡駅下車徒歩2分

※駐車場 普通車1台 (事前にご確認ください)
大型車の方は三宅橋南東のコインパーキングか、三宅八幡神社の駐車場をご利用下さい。

作家紹介

福村 廣利   ふくむらひろとし (日本工芸会正会員)
1943年
京都市生まれ
1963年
故・小倉建亮氏(日本工芸会正会員)に師事
1973年
独立
1980年
京都府工芸美術展大賞受賞(府買上)
1995年
日本工芸会正会員
2000年
日本伝統工芸近畿展滋賀県教育委員会賞
2001年
ドイツマンハイムにて「日本の絞り」展出品
2004年
アートボックス社『現代日本の衣匠』掲載
2005年
日本伝統工芸近畿展松下幸之助記念賞
セイコきもの文化財団「絞りのきもの」展出品
2009・2013年
京都工芸美術作家協会奨励賞
2023年
日本キモノ新人展入賞, 京都技術コンクール展入賞
日本伝統工芸近畿展, 日本伝統工芸染織展, 日本伝統工芸展等入選多数

作品紹介

訪問着「風そよぐ」 訪問着「風そよぐ」 花水木が風に優しく吹かれて揺れる姿を、ピンクと白花で創作しました。
日本伝統工芸展 入選作品
訪問着「戯」 訪問着「戯」 浅瀬に沢蟹が遊んでいる様子を現しています。
日本伝統工芸展 入選作品
訪問着「夜明け」 訪問着「夜明け」 夜から朝方の情景です。明るい日の光が射し込んでいます。
日本伝統工芸展 入選作品
訪問着「松蔭」 訪問着「松蔭」 笠松と木・枝を抽象的に図案化して藍色の濃淡で表現しました。
訪問着「秋風」 訪問着「秋風」 葛の花が秋風に吹かれている様を、葉を濃淡で染め分けし動きを出しました。
日本伝統工芸展 入選作品
訪問着「深山路」 訪問着「深山路」 昔から使われる柄の野葡萄ですが、白地と紫地の中に溶け合うように図案化しました。
日本伝統工芸展 入選作品
訪問着「蒼風」 八手の花と葉、枝が、風に吹かれて伸びやかに立ち上がる様を表現しました。
日本伝統工芸染織展 入選作品
訪問着「晴日」 訪問着「晴日」 晴天の日に、立葵の伸び上がる様を染め分けで表現しました。
日本伝統工芸染織展 入選作品

福村 健  ふくむら たけし (日本工芸会準会員)
1980年
京都市生まれ
2002年
同志社大学商学部卒
在学中より父・福村廣利に師事
2005年
日本伝統工芸近畿展日本工芸会新人奨励賞
服飾ブランド「matohu」とのコラボレーション
2007年
日本伝統工芸染織展入選
2012年
京都府美術工芸新鋭展入選
2013年
マリア書房『創作市場 染織に遊ぶ』掲載
2015年
フランス・パリにて 展覧会【Magie des paysages, un monde en soie】及び、美術学校Ecole nationale supérieure des Arts Décoratifs にて1週間講師を務める
2015年
台湾にて 展覧会【日本京都伝統染色創新師匠作品特別展示会】
2021年
日本伝統工芸展入選
●銀座松坂屋別館アートスペースGINZA5にて親子展
「絞り絵絞り二人展」を開催(2007年)
●青山イチーズギャラリーにて
「絞り絵絞り辻が花 現代に咲く桃山の花展」を開催(2013年)
●永田町北野アームスにて
「絵絞庵 東京展」を開催(2015年)
●銀座三越サロンドきものにて
「絵絞庵 辻が花・絵絞りの世界」を開催(2020年)
●京都染色美術展出品(京都染色美術協会会員)

作品紹介

訪問着「あかいあさ」 訪問着「あかいあさ」 朝焼けを、絞り染めの柔らかさを活かして現代的に表現しました。
日本伝統工芸近畿展新人奨励賞 受賞作品
振袖「和」 振袖「和」 丸・輪・和を重ねたデザインを元に、極楽浄土をイメージして制作しました。
京都染色美術展 出品作品
訪問着「白昼」 訪問着「白昼」 白雲木を絞りの柔らかさを意識して表現。背景には、筒絞りを使い水面にも見えるように表現しました。
日本伝統工芸近畿展 入選作品
訪問着「天岩戸」 陰と陽・光と影を、大らかな絞りと精緻な絞りを用い表現しました。
美しいキモノ2016年春号 掲載作品
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