辻が花染めがどのようにつくられるかをご紹介いたします。
辻が花染めの基本は絞り染めによる染め分けです。つまり、絞りの圧力によって染料が入ることを防ぐ防染の繰り返しによって、色の違い・絵模様をあらわします。
紙に描いた下絵を、青花液(水で消える染料)で生地に写します。
下絵に沿って生地を糸で縫います。細かく縫うほど柄がきれいにあがります。糸の跡が柄になります。
縫い締め絞り・小さな鹿の子絞り・大きな模様のときは巻上げ絞り・竹皮絞りを、染め分けには桶絞りを使います。
全ての模様や色の違いは、一本一本糸を引っ張る事によって出来上がります。
絞った生地を染料液の中に浸けます。この時あまり長時間浸けすぎると、絞った部分にまで染料が入ってしまいますし、短すぎるとほとんど染料が入らないので加減が大変です。
違う色を染めるごとに絞りなおして、防染・浸染を繰り返します。
5、ほどく
6、蒸し
7、ゆのし
8、墨描き
絞り染めはあくまで絞りの圧力によって色を染め分ける染色技法ですから、絞りによる生地の立体感を目的としたものではなく、結果的に生地に立体感が残ります。
様々な「絞り」と呼ばれるものが存在しますが、絵絞庵では昔ながらのやり方で、一つ一つ丁寧につくっております。