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【帯揚げ染め体験・雪花絞り】

2019.5.25 / 染め体験

「絵絞庵」(えしぼりあん)は、京都・洛北の比叡山を望む場所にある、豊かな自然と水脈に恵まれた工房です。
このワークショップでは、築100年程の町家の工房で、辻が花・絞り染めの歴史や制作工程・着物をご覧いただき、板締め絞りの一種である雪花絞りで帯揚げを染めていただきます。
休憩時にはお抹茶、お菓子もお楽しみください。

※生地は地紋のある丹後縮緬です。
着用時期について:袷の時期(10月~5月)にお使いいただけます。単衣の時期(6.9月)も夏帯以外でしたらお使いいただけます。
※絽の生地をご希望の方は、別途仕入れが必要ですので事前にお問い合わせください。
※お色は11色からお選びください。
※色止めの為の蒸し・湯のし作業後、郵送いたします。(送料300円 日本国内)

  • 作業内容 生地を畳み、板で挟む等して染めます。
  • 所要時間 2時間程
  • 料金 12,300円 (材料費・蒸し・湯のし代・税込、送料別)


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体験の流れ

1.辻が花の歴史についての解説 500年ほど前の資料写真や、復元した布、作品などをご覧いただきながらご説明します。

2.辻が花制作工程についての解説 制作工程の実演を交えながらご説明します。(英語・フランス語資料あり)

3.雪花絞りの説明 三角や四角などに折り畳んだ生地を板で挟んで、幾何学的な模様を染める板締め絞りの一つです。
生地の折り方や板で挟む圧力、染料への浸け方によって、花柄・丸・縞等、様々な柄が染め出されます。

4.板締め作業 生地を三角に折り畳み、板で挟んで固定します。

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5.染める まずは綿ハンカチで練習。板で挟んだ生地を数秒間染料に浸けた後、水洗い。
次は本番。板で挟んだ帯揚げを数秒間染料に浸けます。水洗いしながら板を外すと、お花が水の中で咲くように柄が見えてきます。
お色は、
・明るい牡丹色(ピンク色)
・明るい向日葵色(金茶色)
・明るい若葉色(緑色)
・明るい勿忘草(わすれなぐさ)色(青色)
・明るい藤紫(紫色)
・落ち着いた牡丹色(ピンク色)
・落ち着いた向日葵色(金茶色)
・落ち着いた若葉色(緑色)
・落ち着いた勿忘草(わすれなぐさ)色(青色)
・落ち着いた藤紫(紫色)
・銀鼠(鼠色)
の11色をご用意しましたので、お好きな色を1色か2色お選びください。
帯揚げ染体験色見本 染例2色色付き DSC_4953

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6.水洗い 水で、更によく洗います。

7.乾燥 シワを伸ばしながら乾燥させます。

8.完成 お抹茶とお菓子をお楽しみいただきながら、生地が乾くのをお待ちください。(色止めの為の蒸し・生地整理の湯のし作業後、10日ほどでお届けいたします。)

9.作品鑑賞 今までに制作した着物や帯等をご覧いただきます。

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街中の喧騒を離れ、プライベートな空間で本格的な絞り染めワークショップを体験し、お抹茶とお菓子もお楽しみいただきながら、贅沢な時間をお過ごしください。

備考
・エプロン等をご用意しますが、染める作業をしていただきますので、念のため汚れても良い服装でお越しください。
・所要時間は目安です。作業進行具合により延びることもございますので、時間に余裕を持ってお越しください。
・五名様まで受け付けております。英語対応可。日曜・祝日にご予約希望の方は、事前にご相談ください。
・開始時刻は10時から11時の間、もしくは13時から15時の間です。

染め体験ご希望の方は、2日前までにお電話またはお問い合わせフォームよりご希望の日時をお知らせください。

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制作のことやイベント・展覧会情報、日々の仕事で感じたこと、京都のことなど綴っていきます。
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