【付下げ『小花と松』】
先日、お茶席にとお求めいただきました付下げをご紹介いたします。
お花を横から見たデザインと松を意匠化しました。
松はお目出度い柄ですので、格式のあるお席にもとても映えます。
墨描きは施さず絞りのみで表現することで、絞りの優しさや柔らかさが出てまいります。
付下げ『小花と松』
先日、お茶席にとお求めいただきました付下げをご紹介いたします。
お花を横から見たデザインと松を意匠化しました。
松はお目出度い柄ですので、格式のあるお席にもとても映えます。
墨描きは施さず絞りのみで表現することで、絞りの優しさや柔らかさが出てまいります。
付下げ『小花と松』
男物の夏着物と羽織をお誂えでご注文いただきました。
お客様よりお写真をいただきましたのでご紹介いたします。
かっこよく、クールなイメージで、とのオーダーでした。
まず、お客様より着物は濃いお色、羽織は薄いお色、とのご要望をお聞きし、お色を決めました。
着物や羽織の柄はある程度お任せしてくださったので、着物は直線の絞りでシャープさを出し、
羽織の柄はお客様の好きなモチーフをさりげなく取り入れてデザインいたしました。
色数、柄は少なめにし、クールで都会的なイメージとなるように。
絵絞庵では、ご要望をお聞きしてお誂えで着物や羽織、帯をお作りさせていただくことも可能です。
気になる方はぜひご相談くださいませ。
自然布+絞り
男物の着物。
ぜんまい紬にムラ染め絞りという技法で染めました着物です。
上前、袵の足元にぜんまいの柄をさりげなくデザイン。
お好みで、ぜんまいの柄はお袖にくるようお仕立てすることも可能です。
ぜんまい紬とは、
山菜で知られるぜんまいの新芽から取った綿を織り込んだ織物です。
節の部分にぜんまいが織り込まれてきます。
なんと言っても保湿性や防水性が高く生地も丈夫です。
そしてぜんまいは縁起物として、おせち料理に使われている食材となります。
他にはないものをお探しの方へ。
オシャレにかっこよくお召しいただけます。
梅雨空の続く毎日ですが、いかがお過ごしでしょうか。
お外に出ると独特の湿気を帯びた空気感を感じますが、道端のあじさいの清々しい姿に元気をもらっています。
あじさいと一言に言っても多種多様。
この時期、色々なあじさいにお出会いしては様々なお色や形、グラデーションに見とれてしまいます。
こちらは額紫陽花をモチーフにしており、
葉っぱに丸い雨滴を墨描きで表現しています。
絽縮緬の生地に染めておりまして、この季節にぜひ締めていただきたい帯です。
17日まで開催しておりました日本伝統工芸近畿展での入選作品をご紹介いたします。
絞り染訪問着『ONE』福村健
『ONE』というタイトルには、一つの、唯一の、等の意味を込めています。
ご覧いただく方によって様々な解釈をしていただけたらと思います。
今回の展覧会で沢山の方に足を運んでいただきご高覧いただけましたこと、心より感謝申し上げます。
いただいたご意見、ご感想を今後の制作の励みにさせていただきます。
控えめながらも「寿ぐ」という思いを、品格を保ちながら表現できる着物。
松は常緑であることから、古来より健康や長寿を願う吉祥文様として親しまれてきました。
御目出度いお席にぜひお召しいただきたい一着です。
付下げ『松風』
蒸栗色の地色に、横段部分は利休鼠に染めました。
肌馴染みのよい優しい地色ですが、横段の利休鼠で全体の雰囲気が引き締まります。
横段の柄行きは格調高い雰囲気になりますので、袋帯を合わせていただきますとお茶席や式典などにお召しいただけます。
軽めの帯を合わせていただきますと、格調高い雰囲気が都会的、スマートな印象にも。
観劇やお食事などにお召しいただけます。
合わせる帯や小物でどちらにも転べるので、出番が多い一着になるかと存じます。
付下げ『横段辻が花』
【なごや帯『豊実』】
冬に付ける光沢のある赤い果実と緑色のコントラストが美しく、縁起物である万両。
こちらの帯地には銀糸が織り込まれております。
お写真では分かりづらいのですが、実物をよくご覧いただきますと銀糸の光がチラチラ降る雪のようにも見えます。
絵絞庵で扱う生地の種類は様々です。
創りたいモチーフや着用場面などを考えて生地を選んでおります。
お庭の万両も赤々と実りました。
なごや帯『豊実』
『氷裂貫入』という釉薬を使った陶器をイメージして作りました帯です。
こちらの帯、生地に少し光沢があり華やかな印象になります。
そしてしっかりしていますので、とても締めやすい帯です。
氷裂貫入釉薬とは、青磁という釉薬のひとつで、 素地の土と釉薬の焼いた時の収縮率の違いによって起こる細かな貫入(ガラスのひび割れのこと)が特長で、 氷が割れたように見えることからこの名前がついています。
なごや帯『氷裂貫入』
こちらは私自身の羽織になります。
キリシタン大名にも好まれた花クルス(花十字)を、辻が花で表現しました。
地色は南蛮人のマントをイメージした深い緑色です。
少し派手目ですが、その雰囲気からクリスマスや新年の装いにも重宝します。
男物も少しずつ商品を増やしていく予定です。
どうぞお楽しみに。
福村 健
男物羽織『辻が花クルス』