【Process of Tsujigahana 糸入れ】
辻が花染めの制作工程を順にご紹介いたします。
『糸入れ』
描いた下絵に沿って生地を糸で縫います。
細かく縫うほど柄がきれいにあがり、縫ったところが色の境目になります。
辻が花染めの制作工程を順にご紹介いたします。
『糸入れ』
描いた下絵に沿って生地を糸で縫います。
細かく縫うほど柄がきれいにあがり、縫ったところが色の境目になります。
『氷裂貫入』という釉薬を使った陶器をイメージして作りました帯です。
こちらの帯、生地に少し光沢があり華やかな印象になります。
そしてしっかりしていますので、とても締めやすい帯です。
氷裂貫入釉薬とは、青磁という釉薬のひとつで、 素地の土と釉薬の焼いた時の収縮率の違いによって起こる細かな貫入(ガラスのひび割れのこと)が特長で、 氷が割れたように見えることからこの名前がついています。
なごや帯『氷裂貫入』
辻が花染めの工程を順にご紹介していきたいと思います。
まずは『下絵』
青花と呼ばれる、『ムラサキツユクサ』からできた水で消える染料を使い、生地に筆で下絵を描いていきます。
現在では本青花は貴重なため、化学青花を使用することが多いです。
昨日より一転、本日晴れ間が覗き雪解け水の音がポタポタと。
なごや帯を染めました。
絞り染めは、生地を染料に浸けて染めていきます。
染料に浸けたらすぐ染まるわけではありません。
少しずつ生地が染まっていくのを確認しながら、1時間ほどかけてじっくり染めます。
その後乾かし、ほどいていきます。
こちらは私自身の羽織になります。
キリシタン大名にも好まれた花クルス(花十字)を、辻が花で表現しました。
地色は南蛮人のマントをイメージした深い緑色です。
少し派手目ですが、その雰囲気からクリスマスや新年の装いにも重宝します。
男物も少しずつ商品を増やしていく予定です。
どうぞお楽しみに。
福村 健
男物羽織『辻が花クルス』
なごや帯の制作途中の様子です。
『糸入れ』という糸で柄を縫う作業は根気のいる仕事です。
糸で縫って絞った後この糸はほどいてしまうので、糸入れが全て終わった時は同時に儚さも感じてしまいます。
一色染めの辻が花の帯揚げをご紹介いたします。
墨描きを施した古典的な辻が花を帯揚げにあしらいました。
ポイントとなる絞りの部分は帯からチラっと見えるであろう位置に配置しております。
お色はそれぞれ
あやめ色
お持ちの着物や帯に合わせ、コーディネートのポイントとしてお使い下さい。
絵絞庵オリジナルの上品な色合いで、お着物に華やぎを添えます。
こちら、Webショップでも購入可能です。ぜひご覧くださいませ。
制作工程をご紹介いたします。
色挿し中の様子。
安土桃山時代の辻が花も、帽子絞りの白抜きの中に、茶色や黄色を染めて変化をつけていました。
明けましておめでとうございます。
皆様には幸多き新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。
旧年中は大変お世話になりありがとうございました。
本年も変わらぬご厚誼の程よろしくお願い申し上げます。
令和5年 元旦
なお、年始は5日から営業いたします。
なごや帯『紅白梅図屏風』