【付下げ『宙』】
数年前にお客様にご購入いただいて、お手入れで久し振りに一旦戻ってきた着物です。

宇宙をイメージした父作の着物ですが、久し振りに見るとやっぱり良くできてるなぁと。

先日京都にも雪がチラつきましたが冬の空に雪が舞っているようにも見えます。
絞りの優しさとおおらかさ、力強さがよくあらわれている着物です。
数年前にお客様にご購入いただいて、お手入れで久し振りに一旦戻ってきた着物です。

宇宙をイメージした父作の着物ですが、久し振りに見るとやっぱり良くできてるなぁと。

先日京都にも雪がチラつきましたが冬の空に雪が舞っているようにも見えます。
絞りの優しさとおおらかさ、力強さがよくあらわれている着物です。
先日お客様がお求めくださった帯です。
窯変天目茶碗や宇宙をイメージして制作しました。

絞りの力強さと存在感が光る一点です。
はじめてうちのお越しくださったお客様が、一目で気に入ってくださいました。
東京での秋の錦秋展用に!とお作りしましたが東京へ行く前に早々にお嫁に行ってくれました。
作品を日々作っていて思うのですが、何故か新作はよく出ます。
はじめてお越しになるお客様はどれもはじめて見るはずなんですがね、なんだか新鮮なオーラが出ているのでしょうか。

そして来週より東京・日本橋で『秋の錦秋展』が始まります。

制作作業に終われる日々で投稿が追い付いていませんが、新作をギリギリまで絶賛制作中です。
関東の皆様、お目にかかれることを心待ちにしております。
■京の錦秋展のご案内■
10月31日(金)より、東京・日本橋にて京の錦秋展がはじまります。
絵絞庵、一年ぶりの東京での展示会です。
今年も『あめや藤本』@fujimotosaikei さまとご一緒させていただきます。
茶人染匠として、茶道でお召しいただきやすい着物を主に制作されています。
『絵絞庵』としては、定番の古典的な辻が花から、デザイン性のある絞りのものまでご用意いたします。
付下げや小紋など、普段にお召しいただきやすいシリーズをただいま絶賛制作中です。
着物、帯、帯揚げ、ストール、スカーフなどをご用意してお待ちしております。
そして今年は会場にて、半衿ワークショップを行います。
予約不要ですので、お立ち寄りの際にぜひご参加ください。
あめや藤本さんのブースでは立礼お茶席もぜひお楽しみください。
京友禅と絞り染という着物に代表される染色技法。
そのどちらの魅力もご高覧いただけますと幸いです。
○京の錦秋展○
場所:
〒103-0012
東京都中央区日本橋堀留町2丁目3−8 田源ビル2階
日時:
2025年10月31日(金)~11月4日(火)
10〜18時
(最終日は15時まで)
ー半衿簡単ワークショップー
※半衿の生地は絹交織です。
染色済の半衿をほどいて墨描きを施す体験です。
○日時
11月1日(土)~3日(月、祝)
10時~12時
○所要時間
30分ほど
○料金
5000円(税込)
どなた様でもお越しいただけますので、皆さまお誘いあわせの上ぜひご来場くださいませ。
先日お求めいただきました着物です。
お食事に、観劇に、お稽古事に。
気張らずおしゃれに装いたい時に。
さりげなく品のよいものをお求めになる方が増えてきている印象です。
生地は浜紬。
経糸が生糸、緯糸が紬で織られた生地です。
紬ですが、シャッキリとしつつもとても柔らかくて優しい生地です。
地色は今年のPANTONEの色、モカムースを意識して染め、辻が花では定番の菊、藤、桜、桔梗などを絞りました。
お求めくださった方は、こちらの着物にうちで以前作っていただいた辻が花の帯を合わせたいと仰ってくださいました。
トータルでコーディネートいただけることも、とても嬉しいです。
付下げ小紋『いろはな』
帯を作っています。
先日お客様に納めました訪問着です。
上前部分です↓
古典的な辻が花模様の訪問着は、華やかに格調高くお召しいただけます。
安土桃山調の辻が花を松皮菱取で染めました。
お袖部分↓
品の良さを引き立てる落ち着いたピンク色は、お顔まわりを華やかに演出してくれます。
最近は、訪問着をお召しになるシーンも以前よりも減ってしまい、残念ながらお求めになる方も少なくなっています。
そんな中、正統派のこのような訪問着を求めてくださることは作り手としてもとても嬉しいことです。
訪問着『好日』
暑い毎日ですが、いかがお過ごしでしょうか。
絵絞庵表では、朝顔が沢山花を咲かせています。

朝顔って、つぼみも、花開いた時も、種のできる様子も、どの時も生命力が溢れていて見逃せません。
1日花で、一度花開くとしぼんでしまう朝顔。
花開く時は本当に美しく精一杯咲いている様子は、はつらつとしつつも、どこかに儚さも感じます。
ですがその後種をつけて次々と咲き乱れる様子はとても清々しい。
そんな夏を象徴するお花を絞りで表現するとこのような雰囲気に。
工房では、午前中は割と風が抜けるのでエアコンなしで過ごせますが、午後からはエアコンがないと仕事が進みません、、。
さて、本日もそろそろをエアコンをつける時間です。
なごや帯『朝顔』
いつも懇意にしてくださるご近所の方。
30年ほど前にお嬢様お二人とご自身用に訪問着をうちで作ってくださいました。
洗いに出してほしい、と今回お預かりさせていただき、写真はお嬢様の訪問着です。
こういう形で不意に父の作品を見ることができ、父の人となりやモノ作りの姿勢を改めて感じます。
夢の中にいるような、美しい着物です。
投稿が途中になっていたお誂えの男物。
かれこれ数ヶ月前に男物の制作について投稿していました。
皆さんお忘れかと思いますが、、完成品をチラッとご紹介いたします。
お客様からのご依頼で、ご希望の柄行きをお聞きして制作しました。
普段はあまりこういった雰囲気のものは作っておりませんので、いつもとは違う趣向で制作し絞りの振れ幅の広さを実感した次第です。
なんとも絞りらしい一着となりました。
工房展示会は終わりましたが、特別価格品はまだ数点ございます。
少しずつご紹介していきます。
・なごや帯『薔薇貫入』
・小紋『よろけ菱』
『薔薇貫入』は、陶器の釉薬の氷裂貫入、薔薇貫入を絞りで表した作品です。
『よろけ菱』の方は、
着用に問題はございませんが生地難がありましたもので、特別価格品とさせていただいております。
詳細はお問い合わせくださいませ。
一つ前の投稿でご紹介したなごや帯です。
墨描きを施しました。

絞りと絞りの近接の具合や、墨描きの細やかさに注目していただけたらと思います。
以前父が描いた最後の下絵、とご紹介した帯でもあります。
色も指定通りに、父を想いながら作りました。